事業実施年度 | H31(2019) |
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担当窓口 |
市民生活部環境課 |
事業名 | 笠岡市カーボン・マネジメント強化設備導入事業(H31-R2) |
事業概要 |
平成30年3月に第4次笠岡市・一部事務組合地球温暖化対策実行計画を策定し、エネルギー起源CO2 排出量を2030年度までに2013年度比で39.8%削減することを目標に、市及び一部事務組合が一体となった温室効果ガス排出量削減に取組んでいる。市及び一部事務組合の事務・事業に伴う温室効果ガス排出量の約65%はエネルギー起源CO2 であることから、事務事業編の目標達成において、エネルギー起源CO2 排出量の削減は最も重要なテーマである。
設備導入施設:笠岡市立カブトガニ博物館、井笠広域資源化センター、鴨方消防署、笠岡市立図書館、笠岡消防署、北出張所、寄島出張所
年間CO2削減効果(見込み): 126.3t-CO2(内、運用改善20.8t-CO2) 総事業費:143百万円 補助金額:56百万円 完成年月:令和3年1月 (事業期間 令和元年7月~令和3年1月) ※記載されている数値は、複数年の計画値となります。 |
事業の先進性・モデル性 | 本事業は第4次笠岡市・一部事務組合地球温暖化対策実行計画(事務事業編)に基づき実施するものであり、本計画は市及び近隣に施設を有する7つの一部事業組合(岡山県西部衛生施設組合、岡山県西部環境整備施設組合、岡山県西南水道企業団、笠岡地区消防組合、岡山県西部地区養護老人ホーム組合、井笠地区農業共済事務組合、岡山県笠岡市・矢掛町中学校組合)が共同して策定した、多数の組織の温室効果ガス削減の取り組みに影響する計画となっている。よって本事業で実施する先進的な取り組みを、事務事業編の進捗状況を管理する(仮称)省エネ・温暖化対策推進委員会において共有することで、地域全体の温室効果ガス削減の取り組みレベルの底上げに繋がるモデル性の高い事業である。本事業で導入する設備には、L2-Tech認証機器もしくはL2-Tech水準表に記載された効率と同等程度の機器を可能な限り多く導入することとし、それ以外の機器についてもトップランナー基準を満たす高効率機器を優先的に導入する。本事業で導入する空調設備については、施設の使用状況に応じて必要最小限となる能力にダウンサイジングを行い、必要なときに必要な設備のみを稼働させることができるよう、可能な限り個別方式を選定する。照明設備については、これまでの間引きの取り組みを考慮し使用時間が長い機器に限定して更新を行う。さらに照明機器台数の多い施設については、昼間の外光に応じて照度抑制を行う最新機器を導入する。これらの取り組みは同等能力の機種への更新を行ってきた従来の設備更新事業に比べ、エネルギー起源CO2削減の費用効率性を高め、市の財政への負担を低減することができることから、今後の温暖化対策の実施や他施設での設備更新事業を行ううえで先進性でモデル性の高い事業となる。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
笠岡市長をトップとし、推進組織の主体として「(仮称)省エネ・温暖化対策推進委員会」を設置する予定としている。「(仮称)省エネ・温暖化対策推進委員会」は、各組織の環境活動責任者(各課長、各事務局長など)が主要な構成メンバーとなる。委員会の事務局は環境課が担当し、委員会の招集、進行等を行う。当該組織が中心となり、画立案及び進捗・点検・管理を行う。各施設では、各施設所管課長・事務局長を責任者(リーダー)として、それを実務面で補佐する「環境活動推進員」の管理のもと、施策の実施、自己点検・評価等を行う。実施組織のうち管理受託者や指定管理者についても排出抑制の措置を講じるよう求める。 |
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カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
市のホームページや広報誌「広報かさおか」に掲載するほか、市主催の環境フェスティバルにて削減実績、工夫した点などを市民へ分かり易く説明することにより、地域での省エネ化、温室効果ガス削減に向けた意識啓発に繋げる。さらに周辺自治体の関係者や民間団体を対象に取組公表会を開催し理解を深める機会を設ける。 |
H31年度
設備導入施設 | |
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施設名 | 笠岡市立カブトガニ博物館【観光関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
高効率空調設備の導入【空調】 現在の中央空調方式から一部個別空調方式へ変更した。さらに導入する空調機の室内機は人感センサー付きとし、利用者数の変動や日差しによる暖房効果を感知することで、空調が不要なエリアでは設備の稼働を抑制させ省エネを行っている。導入する空調機は各部屋の空調熱負荷に応じてダウンサイジングした。 クラウド型BEMSの導入【EMS】 クラウド型BEMSでは来客者数の変動による室内CO2濃度に合わせ、外気導入量を必要最小限に抑制することで空調熱負荷を低減している。また、設備の稼働状況や省エネの進捗状況を、中央のエネルギー管理部署で定期的に監視し、計画どおりに省エネが進んでいない施設がある場合は、適切なアドバイスを行うことで確実な目標達成に繋げることを可能にした。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 井笠広域資源化センター【その他】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
照明のLED化【照明】 照明設備は使用時間の長い部屋の照明をLED照明に更新した。 高効率空調設備の導入【空調】 空調設備は使用時間の長い部屋のパッケージエアコンを高効率パッケージエアコンに更新した。室内機は人感センサー付きとし利用者数の変動や、日差しによる暖房効果を感知し必要なエリアのみ空調を行っている。導入する空調機は各部屋の空調熱負荷に応じてダウンサイジングした。 クラウド型BEMSの導入【EMS】 クラウド型BEMSでは来所者数の変動による室内CO2濃度に合わせ、外気導入量を必要最小限に抑制することで空調熱負荷を低減している。また、設備の稼働状況や省エネの進捗状況を、中央のエネルギー管理部署で定期的に監視し、計画どおりに省エネが進んでいない施設がある場合は、適切なアドバイスを行うことで確実な目標達成に繋げることを可能にした。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 鴨方消防署【庁舎関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
照明のLED化【照明】 照明設備は使用時間の長い部屋の照明をLED照明に更新した。さらに使用用途を考慮し点灯系統を変更することで、不必要な照明の点灯時間を短縮した。 高効率空調設備の導入【空調】 空調設備は使用時間の長い部屋のパッケージエアコンを高効率パッケージエアコンに更新した。室内機は人感センサー付きとし利用者数の変動や、日差しによる暖房効果を感知し必要なエリアのみ空調を行っている。導入する空調機は各部屋の空調熱負荷に応じてダウンサイジングした。 クラウド型BEMSの導入【EMS】 クラウド型BEMSでは来署者数の変動による室内CO2濃度に合わせ、外気導入量を必要最小限に抑制することで空調熱負荷を低減している。また設備の稼働状況や省エネの進捗状況を、中央のエネルギー管理部署で定期的に監視し、計画どおりに省エネが進んでいない施設がある場合は、適切なアドバイスを行うことで確実な目標達成に繋げることを可能にした。 |