事業実施年度 | H31(2019) |
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担当窓口 |
政策推進室企画調整係 |
事業名 | 普代村カーボン・マネジメント強化事業(H30-R2) |
事業概要 |
本村では平成30年3月にカーボン・マネジメント強化事業(1号事業)を活用し、事務事業編を改定している。改定した事務・事業編では、温室効果ガス総排出量を2013年度比で37.8%削減(1,703.0t-CO2→643.6t-CO2)することを目標として掲げている。
設備導入施設:普代村立普代社会体育館、休養施設国民宿舎くろさき荘、普代村役場庁舎及び普代村保健センター
年間CO2削減効果(見込み): 115.5t-CO2(内、運用改善2.3t-CO2) 総事業費:236百万円 補助金額:133百万円 完成年月:令和3年1月 (事業期間 平成30年7月~令和3年1月) ※記載されている数値は、複数年の計画値となります。 |
事業の先進性・モデル性 | 1)太陽熱を利用する冷温水機の導入と冷温水配管の電動バルブ制御による排出量削減 再生可能エネルギーである太陽熱設備と省エネ型の温水焚冷温水機を組み合わせ、排出量の削減効果を高めたほか配管に電動バルブを取り付け、稼動の低いフロアへの冷温水の配送を遮断し、排出量の削減効果をより高めるシステムとした。 2)エコキュートの付加導入 給湯量を踏まえ、A重油ボイラの全面的なエコキュートへの置き換えは困難であると判断されたため、エコキュートを付加し、エコキュートを稼動の主体とし補助的にA重油ボイラを利用することとした。A重油の使用量を削減するとともに、燃料転換による排出量削減効果を発揮させることが可能となる。 3)チップボイラ排熱利用ファンコイルの導入 これまで空気中へ排出されていたチップボイラの排熱を、ファンコイルを介して冬季の暖房に使用することで、エネルギー使用の効率化と排出量の削減を図る。 4)照度シミュレーションによるLEDの導入 単純な置き換え更新とはせず、照度シミュレーションを実施することにより、必要な照度を確保しながらLED化を図った。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
本村においては、カーボン・マネジメント強化を図るため、平成30年3月に普代村地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定し、同年4月に村長を本部長とする普代村地球温暖化対策推進本部を設置した。課室毎に実行責任者及び対策推進員を配置し、毎年の部門実施計画策定・評価及び燃料等実績を事務局へ報告し、事務局がとりまとめのうえ本部会議において評価を実施することとしている。また、評価に基づく対策の見直し結果を実行責任者及び対策推進員へフィードバックしPDCAサイクルを構築し恒久的なカーボン・マネジメントを推進するものである。 |
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カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
普代村及び周辺市町村(久慈市、洋野町、野田村)で構成する久慈地域では、共同で「久慈地域低炭素・循環・自然共生地域創生実現プラン」を策定し、地域全体としての低炭素化社会構成に向けた取組みを連携している。本事業により実施した先進的で地域でのモデル性の高い取組みについては、久慈地域4市町村連絡協議会及びホームページでの情報提供を行うとともに、他市町村での活動も行っている地域づくりアドバイザー(エネルギー部門)による普及啓発活動を行っていくこととしている。また、平成31年2月には神奈川県横浜市と北岩手9市町村との「再生可能エネルギーの活用を通じた連携協定」の締結が予定され、今後の連携市町村間での普及啓発推進も期待されている。 |
H31年度
設備導入施設 | |
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施設名 | 休養施設国民宿舎くろさき荘【観光関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
業務用エコキュート導入【熱源】 大浴場で使用する給湯量を踏まえ、A重油ボイラの全面的なエコキュートへの置き換えは困難であると判断されたため業務用エコキュートを付加し稼働の主体とした中で補助的にA重油ボイラを利用させたことでA重油の使用量の削減とともに燃料転換による排出量削減を図った。 チップボイラ排熱利用ファンコイルユニット導入【空調】 これまで空気中へ排出されていたチップボイラの排熱を、ファンコイルを介してフロントロビーの冬季暖房に使用したことで、エネルギー使用の効率化と排出量の削減を図った。 LED照明導入【照明】 会議や宴会場として利用される大広間の照明については、単純な置換え更新とはせず、照度シミュレーションにより適正な照度を確保した中で既存照明設備のLED化(96基→14基)を実施した。 |