山都町清和支所・山都町蘇陽総合行政センター（熊本県山都町）

熊本県山都町

事業実施年度 H31（2019）　
担当窓口

蘇陽支所地域振興係
事業名 山都町清和支所・山都町蘇陽総合行政センター（H31－R2）
事業概要

山都町は、平成30年度に「山都町地球温暖化対策実行計画（事務事業編）」を策定し、町が率先して町有施設の省エネ推進に積極的に取り組むこととしている。
本事業はその取り組みの一環として、山都町清和支所及び山都町蘇陽総合行政センターの照明・空調システムの高効率機器の更新及び運用改善を行うことでCO2排出量の大幅な削減を図ることを目的として、平成31年度（令和元年度）は照明・空調設備更新工事の実施設計、照明LED化工事を行ったところである。

設備導入施設：山都町清和支所、山都町蘇陽総合行政センター
年間CO2削減効果（見込み）：
92.1t-CO2（内、運用改善12.3t-CO2）
総事業費：198百万円
補助金額：131百万円
完成年月：令和3年1月
（事業期間　令和元年9月～令和3年1月）
※記載されている数値は、複数年の計画値となります。

山都町役場（本庁）
事業の先進性・モデル性 本事業の実施施設は、建設から約20年を経過しており、照明・空調設備も老朽化が進み効率が悪くなっている。また、町村合併により支所となったことで施設内の使用頻度にも変更が生じている。
そのため、本事業においては、効率の高い照明・空調設備への更新を図るとともに、使用頻度に応じた更新機器の整理やダウンサイジング及び運用改善を行うことでCO2排出量の削減を図るものであり、本町が所有する約260施設のモデルケースとなる。
さらには、同時期に合併した同様の課題を抱える他の自治体への波及効果も期待できる。
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況

各課及び出先機関に山都町地球温暖化対策推進員を配置し、省エネの現状把握と共に、省エネ行動を確実に実施し、山都町地球温暖化対策推進委員会において計画の進行管理を行い、省エネを更に推進していく。
また、山都町地球温暖化対策委員会事務局の環境水道課に省エネの取組状況を報告し、好事例を水平展開し全庁的に省エネを推進していく。
カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績

・本事業実施を機に蘇陽総合行政センター内の各事業所にも協力をいただき独自のカーボン・マネジメント推進体制を構築した。
・令和元年8月23日九州経済産業局主催の「令和元年度九州省エネルギー協議会」において、一般社団法人エネルギーマネジメント協会より本町の事業概要を報告いただいた。
・令和2年3月5日に職員向けに本事業の報告及び省エネルギーについての研修会を開催する予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大により中止することとなったため、資料を庁内グループウェアにより共有し、省エネルギーの取組に向けた行動を求めた。今後も全職員を対象とした研修等で、省エネルギーの推進やクールビズへの理解を深めていく。
・本町のホームページやSNS等を活用し、町民や町内民間事業者、他の自治体及び民間事業者等に対し、本事業の取組や本町が実施している省エネの取組等を周知していく。
設備導入施設
施設名 清和支所【庁舎関係】
施設写真

主な導入設備等

照明設備更新工事【照明】

L2-Tech水準表に書かれた効率を基準とした同等もしくはそれに近い効率を持つ機器を採用し、ダウンサイジングの実施やシステム全体での効率化を行った。

具体的な選定方法として、照明設備については支所の照度基準がないため、新たに基準を定め、照明の間引きや本数について再検討を行い、照明数の削減を目指した。

・省エネ効果（計画）

　更新前14.2t-CO2/年　⇒　更新後9.3t-CO2/年　削減率34.5%

LED照明　設置状況

LED照明　設置状況

LED照明　設置状況
設備導入施設
施設名 蘇陽総合行政センター【庁舎関係】
施設写真

主な導入設備等

照明設備更新工事【照明】

L2-Tech水準表に書かれた効率を基準とした同等もしくはそれに近い効率を持つ機器を採用し、ダウンサイジングの実施やシステム全体での効率化を行った。具体的な選定方法として、照明設備については支所の照度基準がないため、新たに基準を定め、照明の間引きや本数について再検討を行い、照明数の削減を目指した。

・省エネ効果（計画）

　更新前47.6t-CO2/年　⇒　更新後32.0t-CO2/年　削減率32.8%

LED照明　設置状況

LED照明　設置状況

LED照明　設置状況