事業実施年度 | H31(2019) |
---|---|
担当窓口 |
企画政策課 |
事業名 | 大網白里市立病院等カーボン・マネジメント強化事業(H31-R2) |
事業概要 |
大網白里市の2013年度のCO2排出量は4,355t-CO2であり、2030年度には40%にあたる1,742t-CO2を削減する必要がある。本市の施設の中で、市立大網病院は、下水道施設、学校施設に次いで3番目に排出量が多く、全体の約25%(原油換算で22,000kl)を占める施設となっている。
設備導入施設:大網病院、農村ふれあいセンター、農村環境改善センター
年間CO2削減効果(見込み): 125.6t-CO2(内、運用改善23.8t-CO2) 総事業費:139百万円 補助金額:59百万円 完成年月:令和3年1月 (事業期間 令和元年8月~令和3年1月) ※記載されている数値は、複数年の計画値となります。 |
事業の先進性・モデル性 | 大網病院におけるエネルギー消費量は平均気温と有意な関係であるため、外気温を説明変数とした、定量的なデータの蓄積と分析によるエネルギー管理手法「回帰統計によるエネルギー管理推進モデル」を導入する。このモデルは、エネルギーをBEMSを用いて常時計測することにより、より精度の高い回帰式を統計的に得ることができる。この回帰式を用いてエネルギー消費を予測し、平均気温と実際の気温の差が大きい時に集中的に運用改善やデマンド制御に取り組み、正味必要なエネルギー使用量に抑制していく。 また、回帰式の切片である固定エネルギーを定期的に算出し、その値を小さくできるよう該当する時期や設備に対して集中的に省エネ対策を講じていく。採取が技術的かつ経済的に容易なエネルギーデータを使用して、エクセルシート上で簡便にエネルギー消費を予測することが可能であるため、水平展開も容易になる。 本市は市営による全国的にも安価なガス供給を行っており、電気に加えて都市ガス利用も多い。この対象の3施設においては、BEMS等によるモニタリングを行い、電気とガスのベストミックスによる省CO2技術の普及に向けた、有効活用を学習するモデル施設として位置づけ、省エネ手法を現場で紹介できるというコンセプトで投資改善していく。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
・実行計画推進委員会(市長、副市長、教育長、参事)【方針・目標決定】 |
|
カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
広域行政圏での自治研究会(環境部会)で取組内容を発表し、周辺自治体に対して普及を図る。また、市の産業祭等のイベントにブースを設置して市民に周知を行う。市内等の関係事業者には、取組内容を一教材とした相互学習型のネットワークを構築することで水平展開を図る。 |
H31年度
設備導入施設 | |
---|---|
施設名 | 大網病院【福祉関係】 |
施設写真 |
|
主な導入設備等 |
空調設備更新工事【空調】 老朽化により低効率となっているパッケージエアコン3系統を初期費用及びランニングコストが相対的に抑えられる高効率の電気式ヒートポンプエアコンに入れ替えた。 |