永田地区センターESCO事業(神奈川県横浜市)

神奈川県横浜市

事業実施年度 H28(2016) 
担当窓口

建築局公共建築部保全推進課

事業名 永田地区センターESCO事業(H28)
事業概要

事務事業編に位置づけられたESCO事業を本市施設に行うことで、老朽化設備の更新と併せて、CO2換算で約40%という大幅なエネルギー削減を行う。
具体的には、空調を高効率機器の導入と併せて大温度差システムにすることで、高効率運転と搬送動力低減を両立し、大幅なエネルギー削減を行う。また、照明設備においてもLED化と併せて調光システムも導入することで、大幅なエネルギー削減を行う。

設備導入施設:文化施設
年間CO2削減効果(見込み):
63.2 t-CO2(内、運用改善0 t-CO2
総事業費:95百万円
補助金額:10百万円
完成年月:平成29年2月
(事業期間 平成28年8月~平成29年2月)

横浜市役所

事業の先進性・モデル性 既設の改修において、空調熱源システムに大温度差仕様を採用することで、搬送動力の低減、配管ダウンサイジングによる低コスト短工期化を実現するとともに、空調負荷側の設備の高効率化を合わせて行うことで、大幅なCO2削減(基準年40%)を実現する。高効率熱源、変流量制御、BEMS省エネ制御、照明LED化等の組合せで汎用性あり、横浜市以外においても同規模施設での普及が期待できる。
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況

市長を筆頭に、温暖化対策責任者として各区局統括本部等の長を充て地球温暖化対策の方向性を決定している。また、温暖化対策推進者として区局統括本部等の課又は施設を単位として置き、その施設長等は各課又は施設における計画の策定、実施、報告、点検を行っている。

カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績

「横浜市地球温暖化対策実行計画」において、本市が率先して取り組む施策として「横浜市公共建築物ESCO事業」を位置付けている。当該事業を通じて得られた知見を「省エネルギー運用改善指針」としてとりまとめ内外に発信するとともに、他都市・団体の視察受入れや技術支援を行っている。

設備導入施設
施設名 永田地区センターESCO事業【文化関係】
施設写真

主な導入設備等

大温度差熱源システムの導入【熱源】

高効率機器の導入と併せて大温度差システムにすることで、高効率運転と搬送動力低減を両立し、大幅なエネルギー削減を実現。

・省エネ効果(計画)

 更新前83.7t-CO2/年 ⇒ 更新後53.5t-CO2/年 削減率36%

吸収式冷温水発生機

冷温水ポンプ廻り

冷却塔

LED照明の導入【照明】

LED化と併せて調光システムも導入することで、大幅なエネルギー削減を実現。

・省エネ効果(計画)

 更新前49.8t-CO2/年 ⇒ 更新後16.8t-CO2/年 削減率66.2%

LED照明

LED照明

ゲートウェイ