事業実施年度 | H29(2017) |
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担当窓口 |
都市整備部施設整備室 |
事業名 | 枚方市立中央図書館及び輝きプラザきららにおけるESCO事業(H29) |
事業概要 |
本市では、地球温暖化対策実行計画(事務事業編)(以下、「計画」という。)を定めており、本事業は計画に基づく大規模改修のモデル的事業として取り組むものである。本事業の対象施設では、熱源及び空調器等を改修することで大幅なCO2削減を図り、2030年度までの目標削減量に対し、1.1%寄与することができる。
設備導入施設:輝きプラザきらら ほか1施設
年間CO2削減効果(見込み): 324.4t-CO2(内、運用改善0t-CO2) 総事業費:269百万円 補助金額:100百万円 完成年月:平成30年1月 (事業期間 平成29年8月~平成30年1月) |
事業の先進性・モデル性 | L2-Tech水準を満たす空冷ヒートポンプチラーの採用と電力需要負荷平準化向けの太陽光と蓄電池のハイブリッドシステム、空調エネルギー消費量の主要部分である『熱源』の高効率化および運転の最適化によるエネルギーの無駄を徹底的に排除することを目的とした『熱源システム』である。 改修対象の2施設は、ガス焚吸収式冷温水発生機を主要熱源として使用している。本事業においてL2-Tech水準を満たした高効率電気式空冷ヒートポンプチラーに更新することで、大幅な設備の効率化を図る。また運用面においては、熱源台数制御、冷温水ポンプ及び空調機ファンのインバーター化による自動制御、新規導入するBEMSを活用した熱源への段階的な出力制御を積極的に行うことで、設備稼動の最適化を図る。 これらにより、ハード面のみならず、ソフト面においても省CO2化を行い、エネルギーの無駄を徹底的に排除する。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
当市では平成13年に取得し平成24年度まで維持したISO14001で習得したノウハウを基に、当市の組織体制や活動内容に適した環境マネジメントシステム『枚方市環境マネジメントシステム(H-EMS)』を構築している。CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量の管理や地球温暖化対策実行計画の遂行、環境の保全と創造に関する施策及び事務及び事業における省エネルギー・省資源の取り組みを推進するため、Plan(計画)、Do(実施)、Check(点検・評価)、Action(見直し)を行いながら、継続的に取り組む。 |
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カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
大阪府を事務局とし、府内全市町村の環境部局と営繕部局をメンバーとした「大阪府市町村ESCO会議」が毎年開催されており、ESCOのノウハウや事例紹介を通じ、府内市町村に対し、積極的に普及啓発が行われている。また、本事業についても事例報告を行い、各市町村に普及啓発を行った。 |
H29年度
設備導入施設 | |
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施設名 | 輝きプラザきらら【教育関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
熱源更新工事【熱源】 本事業ではエネルギー消費の大部分を占める熱源についてL2-Tech水準を満たす機器を導入した。導入した空冷ヒートポンプチラーは冷却能力900 kW、でCOP4.72である。L2-Tech2016年冬版のL2-Tech水準表におけるNo.A-02-004の認証水準を満たしている。 空調機ファンのインバータ化【空調】 空調機のインバータ化による風量自動制御により、空調システム全体としての最適化を図る。 パッケージエアコンの更新【空調】 パッケージエアコンをトップランナー機器に更新し、高効率化を行うことで、省電力化を図る。 LED照明の導入【照明】 照明については、現状の施設利用状況に適した照度分布に見直し、最適なLED照明に更新した。 BEMSの導入【EMS】 本事業において導入した最新式クラウドBEMSは、使用状況、削減量の可視化がオンライン上で可能となり、将来的な全庁的管理を実現できる。また、外部信号による出力抑制などの制御が可能となる為、運転状況を監視・制御することで、より積極的に省エネ運用ができる。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 中央図書館【教育関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
熱源更新工事【熱源】 本事業ではエネルギー消費の大部分を占める熱源についてL2-Tech水準を満たす機器を導入した。導入した空冷ヒートポンプチラーは450 kWでCOP4.92である。L2-Tech2016年冬版のL2-Tech水準表におけるNo.A-02-004の認証水準を満たしている。 空調ファンのインバータ化【空調】 空調機のインバータ化による風量自動制御により、空調システム全体としての最適化を図る。 パッケージエアコンの更新【空調】 パッケージエアコンをトップランナー機器に更新し、高効率化を行うことで、省電力化を図る。 LED照明の導入【照明】 照明については、現状の施設利用状況に適した照度分布に見直し、最適なLED照明に更新した。 BEMSの導入【EMS】 本事業において導入する最新式クラウドBEMSは、使用状況、削減量の可視化がオンライン上で可能となり、将来的な全庁的管理を実現できる。また、外部信号による出力抑制などの制御が可能となる為、運転状況を監視・制御することで、より積極的に省エネ運用ができる。 |