事業実施年度 | H28(2016) |
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担当窓口 |
環境市民部環境政策課 |
事業名 | カーボン・マネジメント強化実践設備導入事業(H28) |
事業概要 |
多世代の市民利用率が高い施設の空調設備を灯油・電気式エアコンから電気式エアコンへの切替導入やEV機械室の換気設定温度変更による運用改善を行うことでCO2削減を図るとともに、市民に対し省エネ化の普及啓発に努めることで、市域全体のCO2削減を図り、低炭素シティに向けた面的整備を推進する。
設備導入施設:石狩市役所浜益支所等4施設
年間CO2削減効果(見込み): 48.4 t-CO2(内、運用改善0.3 t-CO2) 総事業費:47百万円 補助金額:22百万円 完成年月:平成29年2月 (事業期間 平成28年8月~平成29年2月) |
事業の先進性・モデル性 | この取組は石狩市の目指す低炭素シティ化の一環であり、ASSET機器及びグリーン購入法対象機器の導入等、公共施設の省エネ化へ面的整備を実施するとともに、積極的に活用している木質ペレットや太陽光発電等の再生可能エネルギーを含めた先進的なカーボン・マネジメント体制を構築することで、北海道発低炭素シティの完成を目指しており、その面で北海道や他自治体に対し、事務事業におけるCO2削減取組のモデル性を発揮する。また、子どもから高齢者まで多世代の市民利用率が高い各施設で事業を展開することにより、高い普及啓発効果が得られ、市域全体のCO2削減に向けた体制づくりへ弾みをつけるものとなる。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
ISO14001の基本理念に準じた独自の自己管理型環境マネジメントシステムの構築・運用により、環境保全に対する意識の向上や環境負荷の低減に向けた行動の定着を図ることに努めてきたが、「業務その他部門」において約40%の削減という国の高い削減目標を踏まえ、平成28年度には地方公共団体実行計画(事務事業編)を改訂しており、対象施設の大規模な調査・検討による、新たなカーボン・マネジメント体制の構築をしている。 |
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カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
「石狩市環境白書」やHP、広報等を通じて、取組状況や効果的な施策を情報発信するほか、職員に対する研修・セミナーの開催や市内中学校・高校を始めとした、環境学習・出前講座を行い、市民や子どもに対する普及啓発に努めている。さらに、地球温暖化対策推進会議等、情報交換・意見交換の場に積極的に参加し、国や北海道、他自治体と広域的な連携を図り、地域レベルの普及拡大を促進している。 |
H28年度
設備導入施設 | |
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施設名 | 石狩市総合福祉センター(りんくる)【福祉関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
高効率真空ヒーター更新【熱源】 真空ヒーターは、燃費が91%と高効率でありながら、鋳鉄製のものであるため水・ガスのいずれに対しても耐腐食性を持っている長寿命型の省資源型機器を導入。 LED照明更新【照明】 更新したLED照明は全てASSET機器とし、施設全体の大部分をLED化した。本設備は平成29年1月から運用。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 石狩浜海浜植物保護センター【文化関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
LED照明更新【照明】 更新したLED照明は全てASSET機器とし、施設全体の大部分をLED化した。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 石狩市観光センター(ゆめぽーと)【観光関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
高効率空調機導入【空調】 灯油及び電気を原動力とする機器から、電気のみを要する機器に更新することで省エネ化を図った。平成28年12月から運用しているが、ヒートポンプの効果が少ないといわれる積雪寒冷地である北海道においても順調に機能しており、ヒートポンプ普及の足がけとなることに期待。 |
設備導入施設 | |
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施設名 | 浜益支所【庁舎関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
高効率真空ヒーター更新【熱源】 真空ヒーター2台を従来よりも高効率の機器へ更新した。導入後からは順調に稼動しており、指定避難所に指定されている当施設の防災拠点としての機能の向上も図られた。 |