真庭市立中央図書館照明・空調設備工事(岡山県真庭市)

岡山県真庭市

事業実施年度 H29(2017) 
担当窓口

教育委員会生涯学習課

事業名 真庭市立中央図書館照明・空調設備工事(H29)
事業概要

新設する中央図書館については、高効率チラーやLED照明など最新の高効率機器の導入を行うものである。本施設は設備機器だけでなくバイオマスボイラの設置も検討することで、本市の低炭素施設のモデルとなり、図書館目的の一般市民だけでなく、外からの観光客にも魅力のある施設にして、より多くの方に触れる機会がある施設にしていくことを考えている。
また、本市は2030年度に2013年度比で30%の温室効果ガス排出量の削減を目指しているところである。本目標については、運用面の改善、設備機器の更新、廃プラスチックの削減により算定した数値であり、施設の統廃合は今後の検討事項として算定していない。本施設のような施設の再配置を含む、抜本的な省エネ施設の整備を行い、国が掲げる40%の削減を目指すことが可能となってくると考えている。

設備導入施設:真庭市中央図書館
年間CO2削減効果(見込み):
55.6t-CO2(内、運用改善8.8t-CO2
総事業費:27百万円
補助金額:16百万円
完成年月:平成30年2月
(事業期間 平成29年7月~平成30年2月)

真庭市役所

事業の先進性・モデル性 ・本施設については、高効率チラーやLED照明など最新の高効率機器の導入だけでなく、併せてバイオマスボイラの設置を行う低炭素施設のモデル施設である。
・従来の施設整備は中央制御方式であったが、各部屋の利用頻度を勘案し、エアハンドリングユニットとビル用マルチエアコンとの併用方式を採用している。
・エアハンドリングユニットの空調対象エリアは1階の一般開架スペースと2階の児童開架スペースとしている。この2つのエリアは大空間であり、また利用時間が明確になっているため、エアハンドリングユニット方式が適しており採用した。
それ以外の各部屋は個別運転、個別制御が必要となり、使用時間も異なることから、それらに対応できるビル用マルチエアコンを採用した。
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況

真庭市エネルギー管理規定(訓令第13号)に基づき、「省エネ管理委員会」のもとに推進する。毎年度温室効果ガス排出量の調査及び排出量増減 要因の分析、温室効果ガス削減目標達成状況の点検等、計画の運用状況調査を行う。本市の取組み状況をホームページなどにより市の内外に発信 することで、市民や事業者の理解を得るとともに、真庭市が一丸となった地球温暖化対策に発展させることを目指す。

カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績

本市の他部局で実施している「COOL CHOICE」イベント時に、本事業の内容や効果を整理した資料を配布・説明する。また、「COOL CHOICE」の意識把 握のために行うアンケート(市民1,000部、民間事業者100部)に同様の資料を同封し、実効性の高い普及啓発活動を行う。
さらに、県内で行われる関係会議(各種協議会、担当者会議)や市民セミナー等で当事業の取り組みについて紹介を行い、取り組みが広く浸透するように努める。

設備導入施設
施設名 真庭市中央図書館【教育関係】
施設写真

主な導入設備等

省エネ空調工事【空調】

従来の施設整備は中央制御方式であったが、各部屋の利用頻度を勘案し、エアハンドリングユニットとビル用マルチエアコンとの併用方式を採用している。

エアハンドリングユニットの空調対象エリアは1階の一般開架スペースと2階の児童開架スペースとしている。この2つのエリアは大空間であり、また利用時間が明確になっているため、エアハンドリングユニット方式が適しており採用した。

それ以外の各部屋は個別運転、個別制御が必要となり、使用時間も異なることから、それらに対応できるビル用マルチエアコンを採用した。

・省エネ効果(計画)

 更新前78.9t-CO2/年 ⇒ 更新後57.4t-CO2/年 削減率27.2%

空調室内機

空調室内機

空調室外機

照明のLED化【照明】

照度を確認した後に設備導入を図ることにより、最少の電力で最適な照度を得ることができる仕組みとする。

・省エネ効果(計画)

 更新前56.8t-CO2/年 ⇒ 更新後31.5t-CO2/年 削減率44.5%

LED照明

LED照明

LED照明