藤枝市省エネ機器等導入事業(静岡県藤枝市)

静岡県藤枝市

事業実施年度 H30(2018) 
担当窓口

環境水道部環境政策課

事業名 藤枝市省エネ機器等導入事業(H28-H30)
事業概要

藤枝市では、「藤枝市役所エコアップ・エコオフィスプラン(藤枝市役所地球温暖化防止実行計画(第4期))」を平成28年3月に策定し、温室効果ガス総排出量を平成32年度(2020年度)までに平成26年度(2014年度)比で20%以上削減(2013年度比21.9%以上削減に相当)すると国の削減目標より厳しい目標設定をしている。
目標達成に向け、同推進プランに基づき、平成28年度から30年度までは次の施設で高効率設備を整備し、ベースとなるエネルギー使用量削減を進める。また、導入する高効率設備にはエネルギー使用を「自動制御」する機能を付けるとともに、各施設にEMS(エネルギーマネジメントシステム)を導入して、エネルギー使用状況を把握及び監視を進めていく。
さらに、高効率設備の導入後も運転操作やメンテナンス実施内容のマニュアル化や、外部専門家による計測データの分析・省エネ診断の実施により、「ヒトと機械のチカラによる不断のPDCAサイクル」による運用改善を進める。

設備導入施設:スポーツ施設ほか5施設
年間CO2削減効果(見込み):514.2 t-CO2
総事業費:430百万円
補助金額: 184百万円
完成年月:平成31年2月
(事業期間 平成28年9月~平成31年2月)

藤枝市役所

事業の先進性・モデル性 今回取組の先進性・モデル性としては、様々な用途における成功事例として次の効果が見込まれ、同一用途を所管する他の公共団体及び市内事業者への水平展開が期待できる。
また、現在各自治体では、公共施設を計画的に効率よく整備や維持管理を行い、長寿命化を推進し、将来負担の軽減を図り、利活用促進や施設総量の適正化に努め、都市経営上の健全性を維持するアセ ットマネジメントを推進している。今回取組は、アセットマネメントで掲げる公共施設の集約化・再配置・長寿命化とエネルギーマネジメントとの両立を図るために先行事例として、他の自治体への普及促進が期待できる。
それぞれの施設毎の先進性・モデル性は下記の「主な導入設備等」に記載する。
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況

「藤枝市役所エコアップ・エコオフィスプラン(藤枝市役所地球温暖化防止実行計画(第4期))」を策定し、エコアクション21に基づき進行管理している。施設・設備管理における環境配慮の行動計画として「公共施設・設備等省エネルギー化推進プラン」を策定し、省エネ活動の継続とメンテナンスの強化を進める。

カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績

本事業で得た成功事例は、HPや環境活動レポートで公表するとともに、市が設ける省エネ相談窓口・市などが主催するセミナーにおける事例発表や視察への受け入れを通じて、積極的に紹介をしていく。

設備導入施設
施設名 岡部支所【庁舎関係】
施設写真

主な導入設備等

空調設備改修工事【空調】

集約化・再配置された庁舎における高効率空調設備導入によるエネルギー消費量の削減と、施設所管課と入居団体(本市クリーンセンター推進課、志太広域事務組合、私立幼稚園協会)が連携して進めるEMS(エネルギーマネジメントシステム)を活用した運用改善による省エネの継続を図る。

・省エネ効果(計画)

 更新前67.8t-CO2/年 ⇒ 更新後40.8t-CO2/年  削減率39.8%

空調室外機設置状況

空調室外機設置状況

リモコン及び集中操作盤