事業実施年度 | H31(2019) |
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担当窓口 |
町民生活課 |
事業名 | 美里町公共施設省エネ化モデル事業(H30-R2) |
事業概要 |
本事業で対象とするスイミングセンター、本庁舎、健康福祉センターにおける運用改善・設備更新措置により、118.4t- CO2 の排出量削減が可能であり、これは2030年度までに目標とする設備更新措置による削減量の37.5%となり、事務事業編の達成に向けた重要な取組の柱となる。
設備導入施設:スイミングセンター、本庁舎、健康福祉センター
年間 CO2 削減効果(見込み): 2,464.0t- CO2 (内、運用改善697.8t- CO2 ) 総事業費:245百万円 補助金額:163百万円 完成年月:令和3年1月 (事業期間 平成30年11月~令和3年1月) ※記載されている数値は、複数年の計画値となります。 |
事業の先進性・モデル性 | 本庁舎及び健康福祉センターでは、中央制御方式の熱源としてA重油ボイラ、灯油式冷温水機を使用しているが、建設当初の想定と比較してフロア・部屋ごとの利用率のバラつきが大きくなっており、中央制御方式の熱源による空調では効率が悪化している。このため、A重油式ボイラ、灯油式冷温水機を個別空調方式の電気式ヒートポンプエアコンへと切り替え、燃料の置換と運転の効率化による排出量の大幅な削減を行う。 電気式ヒートポンプエアコンに関しては、フロア・部屋ごとの稼働状況を踏まえ、ゾーニングを行い、適切な台数で必要な熱量が得られるようにした。特に健康福祉センターについては部屋ごとの利用状況を加味して機器の導入を決定した。照明については、照度シミュレーションを実施し、必要な照度が得られるよう既存照明をLED化するとともに、エネルギーマネジメントシステムによる制御を行い、照度調整や人感センサーと連動した制御を行うことで不要な電力消費を防止し、排出量の削減を図る。 |
カーボン・マネジメント体制の整備計画に基づく実施状況 | |
本町では、町長をトップとするカーボン・マネジメント体制を構築し、実施マニュアルを整備している。実施マニュアルでは、PDCAサイクルを、全庁的な評価等を実施するPDCAサイクルと、実行組織内部の組織ごとに評価等を実施するPDCAサイクルの2つを規定しており、多層的なPDCAサイクルとしている。 |
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カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針に基づく普及実績 | |
本町はCOOL CHOICEに賛同し、庁舎入口への掲示を行い町民への周知に努めている。今後は美里町出前講座の一環として省エネ、再生可能エネルギーの活用に関する講座を設け、町民等へ積極な活用を促すほか、民間事業者等とも連携し、環境学習等を含めた効果的な普及方策について検討を進める予定である。 |
H31年度
設備導入施設 | |
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施設名 | 健康福祉センター【福祉関係】 |
施設写真 |
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主な導入設備等 |
個別空調方式への切替【空調】 部屋の稼働状況を踏まえ、中央制御方式が適さないと判断される施設については個別空調方式へと切り替えることにより、省エネ化を図った。機器選定については、負荷計算とゾーニングを実施し、適正な容量の機種が適正に配置されるようにした。また、集中コントローラーを採用し、適切な運転管理がなされるようにするほか、室外・室温の状況、運転状況、消費電力量等を集中コントローラーから抽出し、原単位評価を行うなど、職員の手で継続的な運用改善が行われるシステムとした。 照明設備の更新【照明】 照明のLED化については、単純な既存設備の更新とならないよう、部屋の使用状況を把握し、高い使用状況となっている部屋を中心に更新した。また、照度シミュレーションを実施し、不必要な照度とならないよう制御を行った。また、現在手動で行っているため不要な点灯が発生しているトイレ等の照明につては人感センサーを組み込む等、制御を一定程度自動化した。 照明制御の導入【EMS】 集中コントローラーによる効果計測により省エネ効果が定量的に把握できた取組については、職員への周知を図るとともに、カーボン・マネジメントシステムマニュアルに反映させ継続的な実施が可能となるようにした。 |